平井武士にかいめのリーダセッション


本日は平井武士のライブにやって参りました〜。 管理人が「平井武士」というギタリストを知ったのは 「飯」氏から紹介してもらった「TRIX」というフュージョンバンドのCD&ライブが始まりです。  元々音楽性が合う「飯」氏からの紹介だったこと、また管理人はヘヴィメタル専門のイメージがありますが、 フュージョンも小学生の頃から好きだったこともあって、あっという間にファンになってしまいました。

最初に生「平井武士」を見たのは、先にご紹介した「TRIX」のライブ。 TRIXのライブは「音楽を 客に聞かせる」だけでなく、面白トークあり、飾り物あり、客席への乱入ありと観客と一体となって進める ユニークなタイプです。 TRIXの各メンバーのテクニックが超絶なのは言うまでもありませんが、 やはりメロディを弾くギターには自然と目がいきますよね。 しかも「飯」氏も言っておりましたが、 難しいリフをニコニコしながら涼しい顔をしながら弾いているんですよ。 それに加えギターの音が管理人好み。  こりゃーいいギタリストだっ! と一気に管理人内ギタリストランキングの上位に君臨するようになりました。

その後、残念ながら平井武士はTRIXを脱退することになりますが、脱退後も精力的に活動を続けています。  ちょうど昨年の今頃は、本牧のジャスフェスティバルにもベーシスト須藤満、ドラマー坂東慧らとのセッション で出演し、管理人も見に行きました。 やっぱりいつ見てもいいです!!


今回のコンサートは、平井武士がセッションリーダを務める「平井武士にかいめのリーダセッション」というライブです。(平井武士が当日見ていた曲リストの紙にそう書いてありました)  実はここ本厚木でリーダセッションを行うのは2回目とのこと。 前回は今年の3月に実施したそうです。 丁度第1回目のライブのときに「飯」氏が来ていて非常によかったとのことでしたし、 平井武士のギターを生で見れるってことで管理人は速攻で食いついてしまいました。

ここで平井武士のご紹介です。「平井武士」は1977年生まれ。 ギタリスト。 ロック、ジャズ、ブルースなど様々なギタースタイルを学び、1999年2月「三好鉄生」のステージサポートをきっかけにプロギタリストとしての本格的な活動を開始する。  1999年7月「TAKUI」のツアーサポートを務める中、同年8月より「浅倉大介」プロデュースの「コタニキンヤ」のツアーサポートにも参加、2000年からは「浅倉大介」本人や数々のステージサポート&レコーディングに参加。  2004年、熊谷徳明(Ds)須藤満(B)窪田宏(kb)らとフュージョンバンド「TRIX」を結成し、同年4月キングレコードよりアルバム「INDEX」でデビュー。 2009年6月には6thアルバム「FANTASTIC」を発売。またここ数年はアレンジ、作曲活動、 講師業にも参加し幅広い音楽活動をしている。 2011年に音楽性の違いからTRIXを脱退。 現在ソロで活動をしている。


平井武士



本日は平井武士の単独ライブということで、神奈川県は厚木市にやって参りました。 会場は小田急線の 本厚木駅から徒歩5分位のところにある「CABIN」という小さなライブハイスです。 平井武士とも あろう方がこのような小さなライブハウスで・・・ とも思いましたが、このライブハウスは超有名ドラマー神保彰なども 出演するような由緒あるライブハウスなんだそうですよ。 会場は全部で50人位しか入れないような こじんまりとしたもの。 今回は会場内にテーブルや椅子も用意され、酒や食べ物も頂けるタイプでした。  ヘヴィメタルのライブですと頭を振るのに忙しくてライブ中に酒なんて飲んでいる暇ありませんが、 今回のようにじっくり音楽を聴くタイプのライブもなかなかいいものです。


CABIN



会場のほうですが、ステージと客席の隔たりは全くありません。 仕切りもなければステージが高くなっていることもありません。  ただ楽器が置いてあってその前に客用のテーブルや椅子が置いてあるというシンプルな会場です。 18:00丁度に会場に到着し、 店の方に案内してくれたのですが、我々の席は会場の一番前の右のテーブルでした。 その中でも管理人は一番前の席になりましたが、 この席はドラムセットからの距離が10cmしかありません!! もう目の前にクラッシュシンバルとタムとバスドラがあるような感じ。  これまで色々なコンサートに行ってきましたが、ここまで演奏者に近い位置になったのは初めてだと思います。 というか これ以上は絶対に演奏者に近づけません!! って位目の前の席でした。 左に目をやると、ベースの人とも距離2m、その左の平井武士との距離も2m。  一番左奥のキーボードまでの距離も4m位しかなかったと思います。 こりゃーすばらしい席だぜ〜。

ちなみに店に入ったのは1番乗りだったのですが、入るとすでに先客が!? と思ったら平井武士ご本人じゃないですか!? 今日の演奏者達やローディさんと 思われる方々が、一番後ろのテーブルに座り談笑していました。 どうやら控室もないようです。 でも観客にとってみたら、こんなに間近に 演奏者達を見ることができて非常にありがたいですよね。


会場の風景



本日のメンバーは「飯」氏「ACE」氏「難」氏の4人で出陣しました。 「ACE」氏は以前TRIXのライブで一緒でしたし、 「難」氏とは本牧のジャズフェスティバルで一緒でした。 そして「飯」氏は管理人が行っている全てのコンサートで一緒 (というか「飯」氏がいつもチケットを取ってくれていますm(_ _)m)という感じ。 大分音楽の輪が広がって参りました。  今日の開場は18:00、開演は19:00です。 今日はみんなで本厚木駅周辺のラーメン屋で腹ごしらえ してからのご来場になります。


「飯」氏
音楽関係、釣り関係など広く親交のある友人。
近いうちにヘヴィメタルだけを歌う通称「メタカラ」を
計画しています。マシンガンズをシャウトします!

「ACE」氏
ここでアクシデント!!個人情報流出を死守して
きた当HPでついに流出がっ! ウィークエンダーの
横バーの位置がずれて、目が出てしまいました!


「難」氏
とってもシャイなため、写真を撮ろうとすると
動いて焦点が合わないようにします。でも何度も写真を
撮っていたら、後ろの席でくつろいでいた平井武士を
激写することに成功しました!!ナイス難ちゃん!



今回のコンサートは前述の通り、開場が18:00で、開演が19:00となっています。 通常のコンサートであれば、開演までひたすら何もしないで待つことが多いのですが、 今回の店はテーブルや椅子があり、待っている間にアルコールやおつまみを頂くことができます。 ビールやワインや焼酎もあります。 おつまみも結構充実していて全部で 8種類位ありました。 まぁ料理。。。というか、ピーナツやポテトフライみたいなやつですね。 開演前にこんなにお酒飲みながら談笑できるってのは本当にすばらしいですよね。  最近大分歳をとってきたので、こういうほうがいいかもね。


今日の料理達



時間通りに演奏が始まりました。 今日のステージは2部構成になっており、第1部と第2部の間に30分位のインターバルがあります。 3月に実施した第1回のリーダセッションのときと 同じ構成とのことでした。

第1部の曲は全て平井武士のオリジナル曲です。 平井武士はCDを2年前に出しているのですが、そこからのナンバーを5曲演奏しました。 所々に各パートのソロなども入れて非常〜にいい感じです。  ちなみに平井武士のアルバムはすごくいいんですよ。 全てインストなんですが全曲いい曲です。 地元のCD屋では全然売ってなくてまだ買ってないんです。 今日ライブハウスで販売するかと 思ったのですが、残念ながらありませんでした。。。

第2部はカバー曲を演奏しました。 管理人はあまり音楽を広く知らないので、カバー曲だと知らない曲ばかりかな。。。 と思ったら、管理人でも知っているような有名な曲がほとんどで、 あっという間に時間が経ってしまいました。 第1部、第2部ともに50分づつの演奏となりましたが、ちょっと正直物足りない感じ。。。 もっと聞きたい〜〜。 多分ぶっ通しで1時間40分であれば そこそこ満足感はあると思うのですが、第1部と第2部とのインターバルが結構長かったので、皆も言ってましたが、カバー曲はいいからもっとオリジナル曲をやってほしい感じなんですよね〜。  できたらJetism(平井武士のアルバム)全曲やって欲しいです。

今日の演奏者の皆様ですが、平井武士(g) / 渡辺剛(p) / 外薗雄一(ds) / 岡雄三(e-b) という面々です。 MCのときに言っていましたが、この4人のうち、2人が一緒とか組み合わせが違うとか、 そういうことは何度もあったらしいのですが、この4人が一同に会するのはこれが初めてなんだそうですよ。 でも皆さん粒ぞろいで非常に良い音楽を奏でてくれました。

ギターは今回のセッションリーダの平井武士。 相変わらず赤いシャツ着ています。 今日は目の前の席だったので、じっくり見学してましたが、よく見ると靴も赤いんですね。 今日もギターが 泣いていましたよ。 上を向きながら難しいリフを弾く姿も健在です! いつも思いますが、メロディ弾く音が本当に綺麗ですね。 ギターソロもただウニョウニョ弾いているだけでなくて色々な 技も繰り出していました! やっぱり平武士のギターは最高です!!

ベースは岡雄三。 演奏前に前に置いてあったベースを見ると、何か不思議な・・・ よく見るとフレットがネックに対して垂直ではなく、斜めになっているんですよ。 ちょっとこれは言葉では 言い表しにくいのですが、多分普通の人では弾けなさそうなベースでした。 しかも5弦ベースね。 このベースがすごく恰好いいベースなんですよねぇ。。。 管理人も一本欲しくなってしまいました。  演奏はまた独特のスタイルですね。 チョッパーなどは一切使わずに、人差し指と中指の2本でボロボロ弾くタイプ。 しかし動きが早いです。 ソロになると時折エフェクターなども駆使し、 弾いていましたが、あまり長いと飽きちゃいますね。 やっぱ、チョッパーのほうが聞きごたえはあるかも。。。 でもなんだか憎めないいい人でした。

キーボートは渡辺剛。 なんだかどこかで見たことがあるような気がするのですが、全然思い出せません。 もしかしたら気のせいかもしれません。 キーボードは2台使っていました。  1台はグランドピアノ、もう1台はすごくアナログな音がするシンセサイザーでした。 曲によってピアノのシンセを使い分けていましたが、このアナログみたいなキーボードの音は 好きですね〜。 なんだか昔のブルースみたいな感じ!? この音でキーボードソロとかやるのですが、メチャメチャ恰好いいです! 手の動きなども見ていましたが、左手でなんかボタンを押しながら 右手でソロを弾いていました。 よくドラムをやる人は手足がバラバラに動いてすごいと言われますが、キーボードもすごいと思います。

ドラムは外薗雄一。 なんとかっていうバンドのドラマーだそうです。 平井武士とはよく一緒になるとのことでした。 一見少し恐そうな感じですが、しょっぱなのMCのときに自分のバンドの CDの宣伝をして平井武士に突っ込まれるというお茶目な一面も持っています。 ドラムセットは外国製なのか管理人も知らないメーカーでした。 シンバルはK・ジルジャンでした。  1バス(ツインペダル装備)+1タム+1フロアーのベーシックなセット。 上手い人だと、これだけあれば充分な音を出すことができるんですよね。 管理人のような素人はどうしても タムを沢山つけたり、シンバルを何枚も置きたくなってしまいます。 まぁでもこの狭いステージではこれ以上置けないもんね。 この方もドラムの先生なんだそうですよ。  管理人の第一印象は安定感抜群! って感じでしょうか、スネアをたたく音も非常に大きいし、アクセントの強弱がさすがはプロだと思います。 1曲1曲スマートフォンでテンポを確認しているのが 印象的でした。 見かけによらずすごくマジメなドラマーという印象です。 でも管理人はドラムをやっていたのでこのポジションでも全然平気ですが、普通の免疫のない人がこの席に座ったら 一発で耳逝っちゃうと思います。


今日の演奏内容
《第1部》
 1.Pursuer&Pursued
 2.Rosso Liquido
 3.H2O
 4.Restless
 5.Stay Up Late

《第2部》
 6.The Phantom of the Opera
 7.Johnny B. Goode(By Chuck Berry)
 8.Pick Up The Pieces(By Candy Dulfer)
 9.I Wish(By Stevie Wonder)
 10.Pretty Woman(By Van Halen)

《アンコール》
 11.Johnny B. Goode

50分(5曲)×2部+アンコール(1曲)=105分(全11曲)