《2009.11.15》
三 崎 港
雑魚 のち 毒魚 一時 毒虫

久しぶりに三崎港にやってまいりました。以前に三崎港に来たのが2007年10月です
から、かれこれ2年ぶりということになります。今日は会社の友人の「大仏君」と参りまし
た。「大仏君」はバンドメンバー(天才ギタリスト)であると共に釣り仲間でもあったのです。
実は10年ちょっと前までは、よく印旛沼、長門川等でバス釣りに行ったり、三崎で海釣り
したりしていたのです。多分一緒に釣りってのはかれこれ10年以上ぶりになるでしょう。

今回、本当は土曜日に行くつもりだったのですが、週間天気予報ではやはり雨。ということ
で急遽予定を日曜日に変更した次第です。出発は「増」氏宅10/14 23:50発⇒「大仏
君」宅10/15 24:20発⇒三崎港2:30到着でした。大仏君の自宅は「増」氏宅から
30分程度の所なのですが、それにしては三崎到着に時間がかかりすぎでは!?と思わ
れるかもしれません。実は餌の自動販売機を探して横須賀・三浦を放浪していたのです。
最初は走水というところにある昔からある自動販売機に寄ればよいと思っていたのですが
到着してみると自動販売機がなくなっていました(;_;)しょうがないので昔の記憶を頼り
に久里浜、松輪などに寄るもどこも餌を売っていない・・・そのうち三崎に到着してしまった
のですが、ついに最終手段!交番に餌を売っている店を聞きました。聞いてみると、2人
共「こっちに釣具屋はねーだろー。」と言っていた方向にしっかりあったのです。しかも24
時間営業でした・・・(;_;)何か波乱の一日の始まりを予感させる出来事でした。。。

今日の天気は晴れ・・・はよかったのですが、何しろ夜明けあたりから風速300万mの超
強風状態・・・ひどいときは、ヘチで手前に落としているにも関わらず、アタリが取れないと
いう前代未聞のBadコンディション。これが鹿嶋魚釣り園だったら、間違いなく閉園です。

話は変わりますが、色々HPを見てみると、三崎の魚種は豊富です。もち今回のターゲット
のカレイもいますが、マダイ、アオリイカなんてのもいるようです。もしかして、エギが出来
るかもしれません! 今まで三崎港では夜中に釣りをしたことがなかったので、夜中に何
が釣れるかというのも楽しみの一つです。でもゴンズイあたりが釣れそうでドキドキです。
昔からの経験上、大体ここら辺では五目釣りって感じでしたね。昔からメジナ、ベラ、カレイ
ハゼ、メゴチ、シロギス、ウミタナゴ、オコゼ、ゴンズイ、ぐ〜ふ〜等々は普通に釣れていま
したが、最近ではオオスジイシモチなど昔は全然いなかった魚まで釣れるようになったそう
です。これも間違いなく地球温暖化が原因なんではないでしょうか。地球を大切にっ!!


〜 三 崎 港 〜

〜早朝 釣り場から城ヶ島方面の風景〜

〜夕方 釣り場から太平洋方面の風景〜
いや〜、本当に久々に来ました。非常に懐かしいですっ! しかし大分寒く
なってきたこの時期でも、釣り人多いですよ。前回「岡」氏と三崎に来たときは、
あまりの混雑で、どこもかしこも全然釣るスペースがなく、敢え無く放浪の
旅に出たのを思い出します。しかもそのとき事故っちゃったしね・・・(;_;)

今回も常連さんらしき方、家族連れやらなんやらで大盛況でしたね。(でもコンディ
ションが悪く、皆、釣り始めてから数時間で諦めて帰ってしまっていました。)
以前に出来た「三崎港産直センターうらり」のおかげか、観光客も結構多かったです。

ちなみに、こちらの釣り場は、車を真後ろにつけられるので、突然の雨・雷の場合は
すぐに避難可能です。しかも下地も最近コンクリをうったばかりなのか綺麗です。
でも、ちょっと根掛りが多すぎるのが難点なんですよねぇ。ブッ込みにはキツイです。





こちらは「大仏君」が釣り上げた、今日の1発目「クロサギ」です。サイズは19cm。大仏君曰く「結構引きが強かった。」だそうです。うらやますぃ〜! この後更に22cmのクロサギを大仏君が釣り上げました!

クロサギはスズキ目クロサギ科クロサギ属に属する魚類の1種。佐渡島・房総半島以南の南日本、琉球列島はのぞく。朝鮮半島南部。沿岸の砂底にすむ。底が砂地の汽水域で、底を突つきながらホバリングと移動を繰り返している、背鰭に黒斑のある魚を見かけたら、まずサギの仲間だと思って間違いない。本州沿岸で見られるのは、ほとんどがクロサギである場合が多いが、南西諸島では、他に何種かが生息している。


またまた来ました! なんと前回の熱海港釣りの際に、バカバカ釣れたやつです。サイズは大きいものでも11cm位と極小サイズのオンパレードです。どうもこの魚もヘチにずっといるのではなく、近くを回遊してるようですね。というのも、コイツが釣れる時間帯がはっきりしているんですね。30分位釣れだした(望んではいませんが・・・)と思ったら、パッタリと釣れなくなったり・・・

今日は本当にコイツがよく釣れました。いつもはちゃんと何匹釣ったかをカウントするようにしていますが、さすがに数が多すぎて、途中から「いっぱい」と表現されるようになってしまいました。ちなみに名前が長いので大仏君と「増」氏との間では「金魚」の通称で呼ばれておりました。

ちょっと訂正があります。最初これは「クロホシイシモチ」だと思っていましたが、良く見てみると「ネンブツダイ」のようです。訂正してお詫びいたします。


ついに来てしまいました。夜の帝王!釣れてほしくない魚No.2!「ゴンズイ」です。

今日はこれを含め2匹が釣れてしまいました。見れば見るほど気持ちの悪い模様をしています。。。最初にあげたコイツは22cmあります。前にも書きましたが、結構ゴンズイって引きがいいんですよ。でも、刺すからなぁ。。。ちなみに今回のコンテンツのサブタイトルに「毒魚」とありますが、その一翼を担っているのがゴンズイです。毒魚のもう一種は後ほどご紹介します。(もうバレバレだと思いますが・・・)


ちょっと早いですが、ここでブレークです。こちらは大仏君が持ってきてくれた「仙台のかまぼこ」と「糖質0の発泡酒」ちゃんです。実は今週木曜日と金曜日は大仏君は仕事のため仙台に出張していたのです。今回のかまぼこは、そのときのお土産です。このかまぼこは保存料などが入っていないんだそうです。一口頬張ると、プリプリです! こいつは非常にまいう〜です。しかもビールと良く合います! 糖質0って言いますが違いは全然分かりません(バカ舌)


大仏君があげました「カワハギ」です。久々に釣れましたが、この時期のカワハギにしてはサイズが小さいのではないでしょうか。写真のカワハギのサイズは12cmです。この時期であれば20cm前後はあってもおかしくないと思うのですが、この後にも数匹釣れましたが、いづれも小ぶりです。海水温度が高いのと何か関係があるのでしょうか・・・20cm位あると普通に食したら、非常にまいう〜です。


こいつは「増」氏があげた「オオスジイシモチ」です。サイズは11cmとコイツも極小。

以前、熱海港でも釣れましたが、やはり三崎にもおりました。別にコイツが釣れてもいいんですが、もう少し大きくなってから釣られて欲しいのですが・・・

またこれはテンジクダイ種のものですが、見分けが難しいんですよね。今回も「クロホシイシモチ」だと思っていたものが「ネンブツダイ」だったり・・・こいつも今は「オオスジイシモチ」って言ってますが、もう少し調査を進めると、違うかもしれません。


これはお馴染みの「ベラ」です。今日は黒い線が入ったベラばかり釣れました。昼間は2人共コンスタントにポツポツと釣れました。いづれもヘチでの釣果です。


お待たせしました。毒魚の「ハオコゼ」です。こいつも今日はバカバカ釣れました。

「増」氏の使用した仕掛けは針の大きなものばかりだったのに対して、大仏君の使用した針は大分小さいものを使用していたという違いから、釣れる魚に相違がありました。やはり「増」氏の10号超えの針はコイツにはでかすぎたようです。

あと、いつもこのアタリで釣れるオコゼって、色が真っ赤なものが多かったのですが、今回のは白地に赤い模様と、まさに金魚のようです。まぁ、この魚を観賞用に飼育する人もいるって聞きますが、ちょっと納得です。



こちらは「増」氏が釣り上げたニューフェース「トウゴロウイワシ」です。この辺りでは結構有名なイワシだそうです。

トウゴロウイワシ(藤五郎鰯)は、トウゴロウイワシ目トウゴロウイワシ科ギンイソイワシ属に分類される魚。トウゴロイワシともいう。インド洋から太平洋西部、日本では琉球諸島をのぞく相模湾から西に広く分布する。沿岸性の魚で、河川河口部の汽水域にも進入し、海面近くを大群をなして泳ぐ姿が見られる。体長は10cm前後のものが多く、最大で15cm程度まで。鱗が硬質で剥がれにくく一般に食用とはされない。釣り針にかかることも多く外道として避けられるが、食べられないわけではない。寿司ネタや干物にすると美味という。釣り上げた上でスズキやヒラメなどの大型魚を狙う生き餌に使う人もいる。(by Wikipedia)


《キャットウォッチング》
三崎港付近ではトンビなのかワシなのか分かりませんが上空を何百羽が飛んでいました。いつものバードウォッチングコーナー用に激写しようとしたのですが、なかなか風が強く鳥の写真が撮れなかったです。なので、新コーナー「キャットウォッチング」を新設しました。写真は、いつのまにか「増」氏の車の前に座っていた猫です。丸々と太っています。ここら辺の猫は本当にたくましく、以前城ヶ島の駐車場にいた猫(達)は海から這い出てきたカニをバリバリ食していました。今回のコイツは、釣ったベラを2匹あげたところ、大仏君があげたほうを食して、「増」氏のほうは置いていってしまいました Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン


こちらは「ハゼ」です。

今日は、この「ハゼ」と先ほどご紹介した「トウゴロウイワシ」を活き餌にして、スズキやシマイサキが釣れないかと、泳がせ釣りをやっていましたが、今日は残念ながらノーヒット。しかし、トウゴロウイワシはすぐ死んでしまいますが、このハゼは丈夫ですね。上あごに針をかませて泳がせていたのですが、2〜3時間泳がせても全然ピンピンしています。


こちらは「増」氏があげた「メジナ」です。サイズは14cmとこちらも極小。鹿嶋で釣れるメジナの半分しかありません(;_;)

前はもう少し大きいのが、もう少し数あがっていたような気もするのですが、環境の変化で変わってしまったのかなぁ・・・


こちらは大仏君の「オハグロベラ」です。こいつも昔はここら辺では釣れてなかったような・・・

ここまで見てみると、前回熱海で釣れた魚の種類に酷似しているのが分かります。まぁ、熱海と三崎は目と鼻の先ということで生息する魚の種類が似ているのは分かりますが、昔バシバシ釣れていたシロギスやメゴチ等はどこに行ってしまったのでしょう。




今日のお食事のコーナー

〜11/15 朝 ご は ん〜

日曜日は三崎港周辺で朝市をやっています。この朝市では、地元産の野菜などのほか、
イカ飯なんてのも売っているんです。ちゅうことで、朝ごはんはイカ飯に決定です。
これは非常にまいう〜です。寒いのでこういう朝飯は非常にありがたく感じます。
写真左上のは「イカカツ」これは非常にまいう〜です。 写真左下のは「イカメシ」
です。味が染みててもちろんまいう〜。写真右のは「ダンゴ汁」です。普通の味噌汁に
イカボールと輪切りのイカが入っています。どれもまいう〜に決まっています!!
もし、三崎港に行くことがあったら、是非こいつを食して欲しいと思います。




〜11/15 昼 ご は ん〜

本当は、昔からよく訪れている「海舟」さんに行こうとしていたのですが
店に入ると、店員さんに「予約がないと入れないのです。」と言われてしまい
管理人は放心状態になってしまいました。気を取り直して別の店を探すことに。
表通りの店は割りと入ったことがある店も多いのですが、裏通りは一回も行った
ことなかったのですよね。今回は初めて裏通りの店に入りました。店の名前は
「三崎 有魚亭」さんです。最初お客さんが一人もいなかったので、ちょっと
不安だったのですが、腹が減っていたので迷わず入りました。外観は綺麗なん
ですが、田舎の有力者の家みたいな雰囲気なのに対して、店内は木造のハンド
メイド風です。壁には色々な写真も飾ってありました。料理もまいう〜でした。


「三崎 有魚亭」さんの店構え

「二色丼」
マグロの漬けとネギトロの丼です。
一日限定20食でした。


「マグロカツ丼」
ボリュームタップリのマグロカツ丼。
これはまいう〜です。壁の案内図
によると他の店でも食せるそうです。


〜11/15 夜 ご は ん〜

ついに念願の「海舟」さんにやってまいりました!! このお店は10年前位に
今日のメンバー大仏君と会社の友人「社長(あだ名です)」と毎週のように会社終了
後に来ていた店なんです。正直三崎港一体で一番まいう〜なお店だと思います。
ところが、やはりまいう〜ということは人気があるということで、以前も食べようと
チャレンジしたことがあったのですが、いつも混んでいて入れない・・・今回、数年ぶり
にようやく来れた次第です。うれしいことに久々のご来店にも関わらず、店の奥さんが
我等のことを覚えていてくれたんですよね。ちょっとうれしい気持ちになりました。
食事処コーナーでも紹介しますが、絶対にまいう〜なので是非食してみてください!


店の外観

マグロの血合いエスカルゴ風

本日のお薦め アジの刺身

ネギトロ丼(これ最高!!)


〜番外編 う ら り〜

「三崎フィッシャリーナ・ウォーフ「うらり(愛称)」」は地域活性化と水産振興を
目的として2001年7月にオープンしました。三浦海業公社が運営し、マグロを
はじめ旬の魚介類や野菜などを販売する「産直センター」、多目的イベントスペースの
「うみぎょうプレイス、研修・展示室」があります。主に観光客が行くのは建物1F
にある「産直センター」でしょう。こちらの中には冷凍したマグロや採れたての魚
だけでなく「トロマン(肉まんのマグロ版)」など調理済の色々な料理も売っていま
す。また三浦大根や、三浦キャベツなど新鮮な野菜も豊富です。お土産買うには、
非常によいスポッツではないでしょうか。


うらりの正面

マグロのカマ

マグロの冷凍したやつが沢山

野菜コーナーも充実です。




今日の釣果コーナー

〜 魚種別釣果数 〜
魚 種
大仏君
「増」氏
合 計
クロサギ
 
ネンブツダイ
沢山
沢山
沢山
ゴンズイ
 
カワハギ
 
オオスジイシモチ
 
ベラ
メジナ
 
ハオコゼ
沢山
 
沢山
トウゴロウイワシ
 
沢山
沢山
ハゼ
沢山
沢山
オハグロベラ
 
合 計
沢山
沢山
沢山
《釣り時間=2:40 〜 17:20 計約14時間40分》


〜 釣 果 歴 〜
今回の全体釣果の時間・サイズを示します。
No.
時 間
サイズ
魚 種
釣果者
1
2:48
19cm
クロサギ
大仏君
2
2:56
11cm
ネンブツダイ
「増」氏
この後、2人共「ネンブツダイ」沢山・・・
3
3:41
22cm
ゴンズイ
「増」氏
4
3:51
ダブル
20cm
ゴンズイ
「増」氏
5
9cm
ネンブツダイ
6
4:26
23cm
クロサギ
大仏君
7
6:00
12cm
カワハギ
大仏君
8
6:03
11cm
オオスジイシモチ
「増」氏
9
6:57
11cm
カワハギ
大仏君
10
7:12
17cm
ベラ
「増」氏
11
7:12
13cm
ベラ
大仏君
この後、2人共「ベラ」沢山・・・
12
7:20
14cm
メジナ
「増」氏
13
7:57
6cm
ハオコゼ
大仏君
この後、大仏君「ハオコゼ」沢山・・・
14
9:42
8cm
トウゴロウイワシ
「増」氏
この後、「増」氏「トウゴロウイワシ」沢山・・・
15
9:51
10cm
ハゼ
大仏君
この後、2人共「ハゼ」沢山・・・
16
10:00
12cm
オハグロベラ
大仏君
17
13:19
11cm
オハグロベラ
大仏君

〜 今日の仕掛け 〜
     
竿
釣り方/仕掛け
エサ
 大仏君
 1本 
・ブッ込み・青イソメ
 「増」氏
 4本 
・ブッ込み・サビキ・エギ・泳がせ・青イソメ・オキアミ・エギ・ハゼ・トウゴロウイワシ



〜編集後記〜

いや〜久々の三崎港は惨敗でしたなぁ。強風がなんとかなれば、少しは
勝機はあったような気もするのですが・・・周りもほとんど惨敗状態で、
一人だけカレイを上げていました。でも、ちっさいやつでした・・・
今度はもっとコンディションの良い日に訪れたいと思います。
次回も間違いなく「海舟」で飯を食いに行きます!!