巳 之 助 丸
ワッペン のち メガハギ 一時 トラギス祭り
なんとっ!今日は神奈川県横須賀市の久比里にやってきました。 聞き慣れない地名ですが、読み方は「くびり」と読みます。 JR横須賀線久里浜駅、京急久里浜駅から
徒歩15分位のところにあります。 なんと管理人のモロ地元です。 久比里自体には海はないのですが、平作川という川がありまして、漁船はその川を下って海に出ます。 実は今日は管理人初の
乗合漁船での釣行となるんですよ。 そして〜、今日のターゲットは「カワハギ」です! 森戸海岸で釣行していると時々かかりますが、カワハギ自体をターゲットにする釣行はこれが初めて!
カワハギ釣りというのは結構人気があるみたいですよ。 特に今の時期はカワハギの肝が巨大化しており、夕飯のほうもゴージャスになりそうです。 俗にいう「キモパン」ってやつですね。
今日は会社の大先輩「正」氏「栗」氏と管理人の3人で出陣しました〜。 受付が6:00とのことでしたが、朝一に餌となるアサリを剥く作業があるため、それよりも早くに船宿に到着するように 参りました。 管理人宅4:20発⇒現地到着は5:20でした。 平日のこの時間に横須賀方面に向かうってことはほとんどないので、少し早めに出たのですが、途中の横浜横須賀道路が 工事&事故渋滞しておりまして、早めに出ておいてよかったです〜。 「正」氏はトモ(船尾)の場所を確保するために4:00に到着していたとのこと、本当にありがとうございますm(_ _)m 今週も台風21号、22号が発生し、その進路が非常に気になっていましたが、22号はあっという間に南の海を抜けていきましたし、21号は相変わらず沖縄付近をウロチョロしていました。 なので天気は大丈夫かな・・・ と思ったのですが、なななんとっ! 途中から21号が猛ダッシュをはじめまして、19日(金)には関東の南近海を通過していきました。 実は本当は19日(金)に 釣りに来ようとしていたのですが、台風の影響で1日後の土曜日釣行となりました。 大分気温が下がってきているので、朝のうちは結構涼しく感じます。 いつもは長袖シャツ1枚の 管理人もさすがに今日はもう一枚上に着ていきました。 でも日が出てからは暑い〜〜〜〜! 今日は台風21号の通過後ということで、シケ後のパツイチが期待できそうです!! 目指せ超メガハギ(35cm級)! |
05:20 駐車場に到着いたしました〜。いやいや昔から ここに船宿があるのは知っていましたが、実際に来る のは初めてです。早く釣りしたくてたまりません!! |
05:40 このように川の脇が船着き場になっています。 大小さまざまな漁船が停泊しています。こんなに港の ようになっていたんですね〜。初めて知りましたよ。 |
05:45 こちらが本日お世話になる「巳ノ助丸」です。 このタイプの舟が3艘いました。この漁船は思ったよ りも大きいんですよ。なんだかワクワクしてきます。 |
07:40 出船です〜!でも餌となるアサリを剥いていた ので、出船したのを気づきませんでした。あともう少 しでアサリ剥き終わるのでもうちょっと待ってくれ〜 |
07:40 平作川を下って行きます。ここから海の河口ま では約5分位でしょうか。ここの道路は100万回以 上通りましたが、川からの景色は初めて見ましたね。 |
07:45 海に出るまでに、このような橋が何個もありま すが、もう舟の高さギリギリです。満潮になると舟が あたってしまって出港できなくなるんだそうですよ。 |
07:50 平作川から海に出ました〜。しかし当たり前で すが、漁船のスピード早い〜。手漕ぎボートで張り合 っても追いつかないわけです。風が気持ちいいですね! |
07:55 最初のポイントに近づいてきました〜。この景 色からは、ここがどこらへんなのか全く分かりません。 最初のポイントは恐らく久里浜沖だと思われます。 |
いやいや、待ちわびましたよ。 何より漁船に乗るのが楽しみです。 いつも手漕ぎボートから乗合漁船を見ていましたが、自分が乗れるとは思っていませんでした! 2〜3年前から
いつかは漁船にっ! と思っていたのですが、ようやく実現です。
今日のターゲットはカワハギということですが、すでに先々週も釣行している「正」氏の情報によりますと、35cm、33cmの超メガハギも揚がっているとのことっ! 35cmのカワハギなんて 見たことありません。 HFCのK−1グランプリ(カワハギNo.1グランプリ)でも35cmなんて見たことないですよね。 カワハギって体高が高い。。。というか、ワッペンというあだ名が つくようにまん丸いんですよ。 なのでアジやサバなどの魚の35cmとカワハギの35cmでは重厚感が全く異なります。 是非とも管理人も30cmオーバーのメガハギを揚げて、 夜は肝醤油で刺身を頂きたいと思います。 |
こちらはエサとなる「アサリ」です。 ず〜っと昔に森戸海岸に初めて行ったときに、何を買っていいのかも分からずに、アサリを購入したことがありましたが、アサリを使用するのは
それ以来ですね。 しかも以前購入したアサリはビニル袋に入った剥き身だったのですが、今回は殻に入ったアサリを自分でムキムキします。 生きたアサリを剥いたほうが、魚の食いが
全然いいんだそうですよ。
まずは船宿でアサリを受け取って、専用のナイフのようなもので殻と身を分けます。 そしてその後にザルにアサリをあげて海水でヌメリを取ります。 充分に水を切ったら塩で〆ます。 どーですか! この量! カワハギの食いの良い時は、これでも足りない位なんだそうですよ。 確かにカワハギはエサを取るのも上手いですからね。 ちなみにこれをどのように針に付けるかというと、針を水管に刺し、針先を出す。 そしてベロの部分に刺す。 最後に針先を肝(黒い部分)に隠すようにするんだそうです。 そしてなるべく アサリが丸くなるようにセットするんだそうですよ。 やっぱりちゃんと釣るにはそれなりの釣り方ってのもあるんですよね。 独学だけでなく、こういうところで勉強するのも良い経験だと 思いました。 |
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今日搭乗した漁船はこれです!! カッコいい〜。 へ〜漁船ってこういう風になっているんだ〜。 やっぱり船内での移動も楽ですし、結構広めに場所をとってくれていますし、
さすが漁船です! 片側には5人が陣取ります。 隣の人とのインターバルは約3m位。 結構ゆったりしています。 「正」氏によりますと、ここの船長は人数が増えたら、船を
2杯でも3杯でも出してくれるんだそうですのであまりキツキツにはならないそうです。 いや〜初めて乗りましたが、なかなかいいものですね。
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こちらが我々の陣地です。 「正」氏が早くから来て場所を確保してくれましたので、良い場所をキープすることができました。 船尾のほうから「正」氏「栗」氏、管理人の順で並びます。
出船場所の久比里前の平作川から河口までは、約1〜2kmといったところでしょうか。 平作川は潮汐の影響もあって満潮だと橋が邪魔になって海に出られないので、今日は満潮前に 前倒しで出船となりました。 通常の出船は8:00なのですが、今日は7:40に船着場を後にしました。 |
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最初のポイントはこちら! 久里浜港沖にある、アシカ島付近です。 ここは昔アシカが生息していたことから「アシカ島」と呼ばれるようになったとのこと。 ちなみに写真はアメリカ海軍のタイコンデロガ級
ミサイル巡洋艦の「シャイロー」ですね。 つい軍艦がいると激写してしまいます。 この舟は横須賀を母港にしています。 話がそれましたが、このポイントは超メガハギが
よく揚がるポイントだそうな。 今日は30cmオーバーを4枚は揚げようと思っています。 2匹は実家に、2匹は自宅用に。 その他のやつはヒモノにしてみたいと思います。
もう釣れた後の調理法まで考えているのですが、まずは釣らないとね。 カワハギはいかにアタリをとって上手く合わせるかがキーになってくると思います。
このポイントは当然ながら下は根になっています。 水深は約20m位でしょうか。 葉山や走水でいつもやっている深さとほとんど同じです。 今の時期だとこの位の水深で大丈夫なんだそうですが、 もう少し時期が遅くなると、水深40〜50mの所で釣るんだそうです。 そういえば「岡」氏も漁船に乗った時は、40〜50m位って言ってましたね。 |
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管理人はカワハギ用の竿もリールも持っていなかったので、今回「正」氏の竿をお借りいたしました。 前述の通り、カワハギはアタリをいかに取るかが勝負の分かれ目に
なります。 なのでカワハギ用の竿はアタリを取りやすくするために、胴の部分はほとんどしならず、竿先はすごくしなるようになっています。 実際に竿先を
手で曲げてみると、いつも使っているアジビシ用の竿とは、しなり方が全然違いました。
カワハギ釣りの釣り方の代表的なものをご紹介します。 まずは「タタキ釣り」というもの。 最近ポピュラーな釣り方です。 錘が底にについたら、糸ふけを取り、早く小刻みに10回程度竿先を 上下させます。 その後すぐに、糸を張ってアタリを待ちます(10〜15秒)。 次に「フカセ釣り」 これは、錘が底にについたら、糸ふけを取ります。 少し待って、竿を海面すれすれまで下げて、 糸をふかします。 5〜10秒ほど待って、糸を張ってアタリを待ちます。 その他にも、錘が底にについたら、糸ふけを取り、30cmくらい竿先をゆっくり上下させ、数回誘いを入れたら、糸を 張って、アタリを待つ、なんて釣り方もあるようです。 確か前にボートから漁船を見たときに、小刻みに振っている人を見たことがあります。 あれがそうだったのかな。 今日は「たたき釣り」で メガハギをゲッチューしたいと思います。 |
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おわー! ターゲットロックオンかと思ったら「ら〜べ〜」でした〜。 カハワギ釣りの外道といいますと、ベラ、トラギス、クラカケトラギス、カサゴなどがありますが、今日はなんと久々に
ゴンズイまで釣れてしまいました。 場所によってはトラギスばかりが釣れるポイントもありました。 トラギスとかクラカケって森戸海岸で良く見たよな〜。 でもやはり沖に出ているせいか、
小型のものに混じって、大型のクラカケやトラギスがいましたよ。
いつもはどんな魚でも、釣ったら写真を撮っていますが、今日は本当に釣りに夢中になってしまって、外道は全て外してポイでしたね。 もう船上では、ガンガン釣りたいと思っていたので、 手返しよくやっていました。(「手返し」とは、魚を釣り上げてから魚をはずし、エサをつけ再度仕掛けをポイントに投入する一連の動作のこと。) |
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やりました〜! ターゲット確保! 「カワハギ」第1号です〜。 サイズは28cm。
実は、「正」氏「栗」氏はすでに初日を揚げていたのですが、管理人にくるのはベラばかり・・・ なかなか本命が来ません。。。 やはり台風一過のシケ後のパツイチということで活性がいいのはよいのですが、 アタリが全然カワハギじゃないんですよねぇ。。。 でもようやくカワハギゲットできてよかったです。 今日管理人が釣ったのは28cm前後のなかなか型のいいのが多かったです。 でも30cmオーバーと まではいきませんでしたね。 でも28cmでも相当な引きなので非常に満足です。 実は今日は初めてベイトリールを使ってみたんです。 アジなどをやるときも慣れたらベイトリールのほうが良いと聞くのですが、どーも長年使い慣れたスピニングリールから持ち変えるってのが 勇気がいるんですよねぇ。。。 おまけにベイトリールは少し高いしね。。。 PEラインも高いしね。。。 もうちょっと買うのは様子を見よう・・・ |
魚 種 | 「正」氏 | 「栗」氏 | 「増」氏 | 合 計 |
カワハギ | 30 | 17 | 14 | 61 |
クラカケ、トラギス等 | 大漁 | 大漁 | 大漁 | 大漁 |
合 計 | 30 | 17 | 14 | 61+大漁 |
《釣り時間 = 7:55 〜 15:05 約7時間10分》
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釣果者 | 仕掛け | エ サ | その他 |
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今日は初の漁船ということで、まだどれだけ揺れるのか全然想像がつかないので、酔っても大丈夫なように朝食は小食にしておきました。
今日は自宅そばのセブンイレブンで購入したサンドウィッチです〜。 いや〜最近は走水では弁当を食することが多いので、サンドウィッチは
久しぶりですよ。 あとツナのおにぎりを一つ頂いておきました。
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今日は長丁場なので、最初の内に、コイツをいっときました!! やっぱりこの晴天に、ビールは非常〜〜〜〜に美味いですね!!
いや〜、ホント楽しい! でも釣っているときって、かなり夢中になっていまして、食べたり飲んだりを忘れるぐらいですよ。
たまに腰が痛くなってくると、飲むか〜とか食べるか〜ってなるんです。 これは手漕ぎボートで出たときも一緒ですね。
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やっぱり、メインディッシュは肝パンですよね〜。 しかしこの肝は本当にデカイ!! 28cmのカワハギのお腹は本当に肝でパンパンになっておりました。
しかも身のコリコリとした感じがまた最高〜! カワハギは身が結構弾力があるので、厚く切りすぎるとガムみたいに噛めなくなってしまうので、薄作りにします。
「正」氏に教えてもらったところによると、45°の角度で包丁を入れるといいそうです。 これはもうフグの刺身みたいに綺麗です!!
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カワハギの刺身&肝です |
カワハギと肝の煮つけ |
いや〜、ちょっと思いのほか面白かったですよ。 何が面白いって、メガハギのアワセと引き! これにつきますね! この繊細な釣りは結構極めるとおもしろいかも! 他の釣りに比べても、
エサを剥くのは大変ですが、釣り自体はいたってシンプルです。 でもシンプルなものほど奥深いんですよね〜。 これはまた行ってみたいと思う釣りです。 釣り場も近いし、
値段も手ごろですし、これならば貧乏人の管理人も行けるような気がしてきました。 なんだか漁船は病みつきになりそうですね。 がんばってお金貯めます!!
ちなみに今日の竿頭は「正」氏の30匹でありました。 おめでとうございます〜。 ドンドンドンドンパフパフ! 竿頭になると、もれなく「巳ノ助丸」の竿頭ステッカーを頂けます〜。 「正」氏は沢山持っているとのことでしたので、管理人が貰いました。 |
今日は久しぶりに小松ボートから出ました。 駐車場1番乗り! 番号札5番です。 今日はテゴ島まで行けましたがテゴ島周辺は網がたくさん張ってあるとのことで、島には近寄らないようにとのお達しでした。
オキアミ1.5パックとコマセ2Kg,パワーイソメ1,スーパーで買った死にバナメイエビ(尾頭付き)と死にイワシで勝負しました。
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マサバ |
テンヤにバナメイを付けていたら、でかいのがかかり、徐々に巻いていたのですが、途中でテンヤものとも持っていかれ、ずたぼろです。
パワーイソメはぼうず逃れで使いましたが、青イソと変わりません。 ただ量が少ないのであっという間に終了。 釣り終了後、小松ボートのおばちゃんに聞いてみると
今日はイナダ(ワカシかも)6匹釣った人がいたそうです。 バナメイの尾頭付きは森戸では使えそうです。
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