今回ご紹介するお店は、神奈川県三浦市にあります、「松輪の鯖」料理の専門店です。 松輪の鯖と言えば、大分県佐賀関で水揚げされる「関サバ」と並ぶ、鯖のブランド品です。 鯖も色々種類がありますが、松輪の鯖は「松輪漁港」で水揚げされる「マサバ」のことを言います。
以前テレビの番組で見たことがあるのですが、松輪鯖の釣り方というのは、網でがさっと獲るのではなく、漁師さんが仕掛けのついた糸を手で持ち、手の感覚のみで釣り上げる1本釣りのスタイル。 人の手がなるべく触れないようにしているため、鮮度が保たれ、生食もできるほどです。
鯖はアニサキスなどもあってなかなか生で頂くことはできないのですが、ここの松輪の鯖は刺身で頂くこともできるんです。
こちらのお店は地名としては三浦市の南下浦町松輪にありますが、地元民の中では剣崎と呼ばれる付近にあります。 近くに電車の駅はなく、車かバスでのご来店となりそうですね。 一番近い駅は京浜急行電鉄の三浦海岸駅か三崎口駅になりそうです。 横須賀から三崎港に向かうときは国道134号線で行く行き方と、三浦の東海岸沿いを走る地元民が毘沙門通り(管理人の周りだけ?)という道を行く行き方がありますが、こちらのお店は後者のほうの道で行った道沿いにあります。 駐車場はお店の横に3台分。 少し離れた駐車場にも3台分ありました。 お店のホームページを見てみますと、「2020年松輪サバ専門店リニューアルにて開店」と書いてありましたので、もしかしたら以前は別の魚料理も出していたのかもしれませんね。 松輪サバ専門店というだけあって、メインメニューは鯖料理の2つのコースのみです。 その他お刺身はマグロやその日獲れた新鮮な魚もあるみたいです。 お値段のほうも結構いいお値段ですよ。 フルコースは3,980円/人です。 少し皿数が減ったコースでも3,000円/人とゴージャスです。 店内には芸能人のサインや写真も何枚もありました。 U字工事のお二人とかなぎら健壱さん、遼河はるひさんなど管理人も知っている人もこられたようですね。 タカ&トシのバス旅なんかでも来ているかもしれませんね。 是非皆様も松輪の鯖をご堪能ください。 |
お店の外観 |
店内の様子 |
今日はお嫁さんの誕生日も近いということで、いつもは来ない「松輪サバ」の専門店にやってきました。 松輪の鯖ってのは昔から有名な鯖のブランドですが、以前会社の友人の社長、「飯」氏と「海舟」に行ったときに大将が作ってくれた「松輪のサバの塩焼き」が
ものすごくまいう〜だったのを覚えているんですよね〜。 でも「松輪の鯖」って結構お値段が高いので、あれ以来、一回も食したことはありませんでした。 今日は「松輪サバ」の専門店があるってことで、非常に楽しみです!
こちらのお店は結構繁盛しているようでしたよ。 お店の外観は地味な感じで、店内も4人掛けのテーブルが6台くらいのこじんまりとしたお店なんですが、後から後からお客さんが入ってきます。 どうも休日だからなのか、予約客しか受け付けしていないようでした。 今回初めてのご来店だったので、もちろん事前に予約していったので、我々は問題なかったですが、予約をしていなかったお客さんは入店可能時刻が1時間半後にあると行っていました。 やっぱり事前予約は必須のようですね。 今日ご注文したコースは一番ゴージャスな3,980円の「松輪サバづくしランチ」です。 料理のすべてが鯖料理! 塩焼きや煮つけ、南蛮漬け、刺身(〆鯖、炙り、刺身)、お茶漬けなど全ての料理法を頂ける感じ^^ これは楽しみですね〜。 |
「小鉢」 お店に到着したのは10:45頃でしたが、店先の看板はすでに「営業中」となっており、1組のお客さんが丁度中に入ったところでした。 我々も車を駐車場に停めて「ごめんください〜」^^ 席に着くと、すでに小鉢が用意されていました。 左側の小鉢は「鯖の南蛮漬け」ですね。 こちらは一口大に切ったサバの身に衣をつけ、油で揚げて、それを酢の効いたタレで絡めています。 一口頂くと・・・んまいう〜! 管理人は南蛮漬け大好きなんですよね〜。 鯖独特のクセのある味は少し抑えられているようで、やっぱり普通のサバとは違うのかな、と思いました。 右側の小鉢は鯖を似たものを冷たくしたものでした。 こちらも一口大に切ったサバを薄味のタレで煮てあるようです。 煮汁の味がそんなに濃くないので、鯖本来の味を感じることができる一品です。 これもものすごいまいう〜ですね。 これはビールが欲しくなりますね!! |
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「刺身の盛り合わせ」 小鉢を頂いた後に、「刺身の盛り合わせ」が運ばれてきました。 これこれ! これが食したかったんですよ。 鯖って生食ってほとんどできないので、こういうちゃんとしたお店じゃないとね^^ お皿には3種類の刺身が横たわっています。 一番左は「〆鯖」です。 〆鯖はそんなに酢が効きすぎておらず、生の刺身に近い状態になっていました。 ほんのり酢の味が口の中に広がり、非常にまいう〜です。 真ん中の刺身は、何もしていない生の刺身です。 こちらも最高にまいう〜ですね〜。 脂が適度に乗っており、少しネットリした食感も味わえます。 いや〜非常に鯖の味が濃ゆいですね〜。 いやもう最高です! 一番右のは「炙り」です。 〆鯖や鯖刺身は醤油で頂いたのですが、この炙りは柚子胡椒とポン酢で頂きます。 ポン酢と柚子胡椒で鯖をあっさりと頂けるようになります。 柚子胡椒で頂くのは今回初めてでしたが、これ結構合いますね。 |
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「鯖の煮つけ」 こちらは鯖の煮つけです。 最初に出てきた小鉢の温かいバージョンでしょうか。 こちらもとても優しいお味のダシで煮込まれています。 鯖の身の中に上品なダシがしみ込んで、それが鯖本来の味と相まって非常に良いお味に仕上がっています。 本来管理人は味付けの濃いのが好みなのですが、これは鯖本来の味を色々な味で楽しめるという意味で非常にまいう〜だと思いました。 |
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「鯖の塩焼き」 こちらは楽しみにしていた鯖の塩焼きです。 皮はパリっとこほばしく焼かれていますね〜。 皮についた塩と皮と身の間にある脂が溶け出したものが調味料となって、鯖の身をより一層引き立てています。 身はホクホクでサバのアジが濃ゆいですね〜。 最初は塩焼きをそのまま頂き、塩焼き本来の味を堪能し、その後は大根おろしに醤油を少々降りかけて、これと一緒に塩焼きを頂きます。 どちらの食べ方も甲乙つけがたい! 両方の食べ方をするのが吉!! 最高の塩焼きでした! |
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「鯖茶漬け」 最後の料理が「鯖茶漬け」です。 お椀の中は、一番下におむすびが鎮座し、その上に鯖の開きを焼いたやつだと思うのですが、これが乗せられています。 その上にはわさびが少々、シソと海苔を刻んだものが少々乗せられています。 お椀の下2cm位にダシが入っています。 おむすびと鯖をレンゲで崩してダシに浸して頂きます。 一口頂くと・・・ のおわ〜、ダシがものすごい効いていますね! これは鯖でとったダシなんでしょうか! ものすごくまいう〜! 鯖の開きを焼いたやつも超絶まいう〜! これまでの料理はどちらかというと味が薄めだったのですが、これはガツンと来る味ですよ! いや〜最後にこのお茶漬けは非常に嬉しいですね! ちなみにお茶漬けと共にぬか漬けも出してくれました。 きゅうりやナスは普通ですが、長芋のぬか漬けもありましたよ。 これまいう〜 |
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「アイスクリーム」 お茶漬けで最後かな〜と思っていてら、アイスクリームも持ってきてくれました。 これはうれしい誤算です^^ 口の中が鯖一色になっていましたが、アイスクリームを食ることで口の中が良い塩梅にありました。 いや〜やっぱり鯖料理最高ですね! でも最後に身もふたもないことを言ってしまいますが、お嫁さんも管理人も、どこらへんが松輪の鯖の味の特徴なのか、普通の釣ってきた鯖との違いはあまり分かりませんでした>_< |