熊 澤 酒 造  天 青

本日ご紹介するお店は、熊澤酒造という酒蔵さんが経営するレストランです。 場所は神奈川県茅ケ崎市の郊外。 JRの駅がある海側ではなく内陸に入ったJR相模線の沿線にあります。 茅ヶ崎市はサザンオールスターズなどの影響もあってビーチのイメージが強いと思うのですが、 内陸に入ると、のどかな田園地帯って感じ。 とてもルーラル感の漂う地なんです。 今回ご紹介の「天青」さんは電車で行くのはなかなか大変ですので、車でのご来店をお勧めしますよ。 

こちらの熊澤酒造さんは、地酒やビールなどを醸造しているのですが、酒蔵のあるこの地には、酒蔵だけでなく、独自に経営している和風レストラン、洋風レストラン、パン屋、喫茶など色々な業態のお店が敷地にあるんですよ。  しかも古民家風の古い家屋や酒蔵を改造してお店にしているので、とてもシックで良い雰囲気なんです。 もちろん料理もものすごくまいう〜で、和風の創作料理を提供するこちらの「天青」さんの」料理は、今まで食したことがないような味付けの料理を頂けますよ。  酒蔵さんだけあって、メニューには料理の他に日本酒のラインナップが数多く記されておりましたよ。 なかなか車で来ると食事中に飲めないのですが、購入して自宅で頂くこともできますし、料理だけでなく、地酒やパンなどもお楽しみ頂けるのではないでしょうか。

今回お邪魔した「天青」さんのメニューは、コースが前提です。 平日ランチ用の少しお安い3,500円のランチコースもありますし、平日ランチ以外は一番お安いコースでも5,500円、7,000円、9,500円、13,000円と結構ゴージャスな感じ。  お料理の内容は和風に少し洋風な要素を加えた創作料理って感じ。 普段居酒屋とかラーメンしか行かない管理人にとっては結構衝撃の料理達です。 実際のお料理を頂いてみると、ホントに日本酒が合いそうな味付けで、猛烈に呑みたい衝動にかられます。  お酒好きな方は是非電車、バス、タクシーでご来店ください。



敷地の入り口


敷地内の様子


天青の入り口がこちら


1階、2階に席がありますが、こちらは2階




〜2023.03.11(土)〜
今日は久々にお嫁さんお実家にやって参りました。 ちょうどこの時期はお義母さんの誕生日の時期ですので、茅ヶ崎周辺でお祝いでお店に行くことが多いのです。 今回ご紹介している熊澤酒造さんには、実はこれまで3回も来ているんですよ。  そのうちの1回が今回ご来店の「天青」さん、もう1回は洋風料理屋の「mokichi トラットリア」。 今日も「天青」さんなので、2回目のご来店になります。 前回は何で写真撮ってHPに載せなかったんだろうなぁ。  ちょっと記憶がないのですが、今回はちゃんと載せたいと思いますよ。

今日は横須賀の自宅を10:10頃に出発しました。 なんでも今日は江の島周辺でお祭りがあるとの情報があったので、国道134号線は渋滞しているとふんで、横浜横須賀道路⇒横浜新道⇒国道1号線で茅ヶ崎に向かいました。  江の島の祭りのせいか分かりませんが、国道1号線は相変わらず混んでいましたよ。 結局横須賀の自宅から1時間50分近くかけて茅ヶ崎に到着。 少し休んでお店に向かいました。 前に来た時もそうでしたが、駐車場は30〜40台は停められそうな広い駐車場なのですが、ほとんど満車状態。  ようやく1台空いていたので駐車して店に向かいました。 熊澤酒造の敷地の中は非常に風情があって、庭を歩くだけでも結構癒されますよ。

前回ご来店したときは、1階席だったのですが、今日は2階席になりました。 広いスペースに机が並んでいるような席で、机と机のゆとりはかなりありますが、隣の机が見えるような普通の食堂の配置だったのですが、今回初めて行く2階席は半個室になっていて落ち着いて食事ができるような雰囲気でした。  今度から2階席が良いね。 また席に御給仕さんが2名ついてくれて、料理の説明やお冷のサービスをしてくれたり、色々世話を焼いてくださいます。 とても丁寧な接客でとても好印象でした。 やっぱりこの店いいね。


「蚕豆豆腐 ホタルイカのお浸し」
まず最初に出てきたのは先付です。 まずは小さな器におしゃれっぽい食べ物が出てきましたよ〜。 器の底には上品な味付けの鰹出汁、その上に蚕豆(そらまめ)の豆腐、その豆腐の上にホタルイカが鎮座しておりました。  蚕豆の豆腐は薄い緑色をしており、優しい豆のお味が口の中に染みわたります。 ホタルイカもスーパーで買ったやつって口だか目だかで固い部分があるんですが、こちらのホタルイカはそれも丁寧に取り除いてくれておりました。  ホタルイカも非常に良いお味ですね。 こちらも鰹出汁を少し含ませて頂きましたが、ホントにまいう〜。 一品目からお酒飲みたくなっちゃう・・・ ちなみにお嫁さん含め、ご両輪はお酒を飲まれないんです^^;

「和鰹のタタキ 酢の物 つぶ貝クリームチーズ 旬魚の粕漬」
こちらは2品目、前菜一式です。 名前が難しくて「和鰹のタタキ桜レフォール」「聖護院蕪と酢〆鰯の酢の物」「つぶ貝の燻製吟醸クリームチーズ」「旬魚の柚香粕漬(旬魚はカレイでした)」の4品です。  これだけ見ても、お酒欲しくなりますよね。 しかしなんてオシャレな食べ物でしょう。 お皿の上には、チャーシューとかトンカツとか一切ありません! 特に鰹のタタキのエリアにあった、多分「桜レフォール」だと思うのですが、 ジュレのようなソース、これが非常にまいう〜でしたね。 こちらのジュレを鰹に添えて頂くと超絶まいう〜でした。 鰹ってポン酢か醤油以外で喰ったの初めてですよ。 まいう〜。

「蕗の薹と独活の飛龍頭 卸餡かけ」
こちらは3品目の「温菜」です。 名前は難しいですが、「ふきのとう」と「うど」がガンモドキに入っている料理です。 「卸餡かけ」ってのは大根おろしを合わせた餡になっていました。 ガンモドキ1つを1つの皿で食するのって初めてかも・・・^^:  ガンモドキってのはおでんでしか食ったことないもんね^^; でも今まで食したことがないお味でしたよ。 一口噛むと、蕗の薹と思われる少しほろ苦い感じがします。 こいつはとてもまいう〜ですね。 大根おろしが入った餡の淡い味がすごくまいう〜です。  蕗の薹とか独活ってこういう食べ方もあるのね。

「旬魚の辛子菜種焼き」
ま〜こちらもお上品な料理ですこと。 こちらの白身魚は何か伺ってみたところ、「メダイ」なんだそうですよ。 確かメダイって深海魚っぽいやつじゃなかったっけ。。。 でも深海魚ってまいう〜なんですよね〜。 キンメダイ、アカムツ、クロムツ、ドンコなど全部深海魚だもんね。  こちらのメダの白身は非常〜にお上品。 白身魚に添えられているのは、醤油味で煮込まれたシイタケと、ゴボウっぽい根菜類。 魚の下にはチンゲンサイが敷いてありました。 白身魚を「辛子菜種焼き」っていう調理をしてくれているんだと思いいますが、白身魚に何か塗ってあって、これが辛子菜種っていうんでしょうかね。  このタレがものすごくまいう〜で、白身魚に非常によく合っておりました。

「豚肩ロースの金山寺味噌焼き」
メインの肉料理がやってきましたよ〜。 このメイン料理にはご飯と味噌汁と香のものが付いていますよ。 メインの肉料理を持ってきてくださったときに、御給仕さんが「こちらは鳥取の大山鶏です」って言って持ってきてくれたんです。  でもあれあれあれ。。。お品書きには「豚肩ロース」って書いてあるよ。 もしかしてメニュー変わったのかな!? ということで、一同鶏肉だと思って頂き始めたのですが、さすがに鶏肉と豚肉の違いは管理人でも分かります^^;  一口頂いてから、肉の断面を見たら、「これって豚肉では!?」・・・ 少し経って、御給仕さんが「間違えました、豚肩ロースです」って訂正しに来てくれました。 やっぱそうよね。 ちなみにお嫁さんは最期まで食し終わっていましたが、最期まで鶏肉だと思って食しておりました。 夫婦そろってバカ舌判明!  でもこの肉、とてもまいう〜でした。 金山寺味噌焼きってのは金山寺味噌に白みそと酒粕を合わせて、それで焼いているみたい。 この味噌超まいう〜でした。

「ご飯、味噌汁など全貌」
こちらが肉料理を中心に、ご飯や味噌汁が合わさった全貌図です。 ご飯は湘南米ってのを使用しているそうなんですが、米粒が少しだけ小さめではあるんですが、甘味が強くて超まいう! 肉の金山寺味噌にピタ〜リ合いました。  また味噌汁は赤味噌を使用しているようですね。 この味噌もすごくまいう〜。 やっぱり出汁がまいう〜なんだね。 肉とご飯と味噌汁と漬物、これは永遠に喰っていられるね^^

「酒粕クリームとチョコのティラミス 金村のコンポート添え」
まいう〜な料理たちも最期の料理になってしまいました〜。 最期はデザートです。 こちらも酒粕が使ってあるので、ちょっと甘酒のような感覚でしょうかね。 酒粕とクリームって合うんですね。 チョコレートの部分もちょっと控えめにしているところが、酒粕の風味を際立たせているような気がしますね。  あとティラミスの下のほうには、粒粒の何かが転がっておりましたが、多分これが「コンポート」ってやつなんですね。 ちなみに「コンポート」を調べてみると、「コンポートはフランス語で「果物の砂糖煮」という意味で伝統的な保存食として親しまれています。」と出ていました。  正直に白状しますと、ずっとピーナツとかマカダミアンアッツなどの豆を砕いたものだと思っておりました。 ここでもバカ舌炸裂してしまいました。 


〜 お 店 情 報 〜
「 熊 澤 酒 造  天 青 」