今回ご紹介するのは、横須賀市にあるまいう〜海鮮料理屋さんです。 場所は横須賀市の荒崎という海岸沿いにあります。 横須賀市も結構広いですが、こちらのお店は横須賀市の相模湾側で自衛隊駐屯地から三崎方面に向かってすぐのところです。
自動車でご来店する場合は、横浜横須賀道路で衣笠ICまで行き、そこから三浦縦貫道路を使えば衣笠ICから30分位で到着します。 こちらの荒崎はドラマなどでの撮影でも使われるちょっと有名な海岸で、砂浜というより岩場の岩礁地帯です。
この海岸線沿いに今回ご紹介するあらさき亭はあります。 お店の外観はとてもモダンで「魚のまいう〜な店」というイメージはなく、どちらかというとイタリアンレストランとかカフェのような建物ですね。 実は内装もオシャレでお若いカップル
などでも十分活用できるお店だと思います。(料理は和風な魚料理だけどね^^) ちなみに建物自体は建て直したので新しいですが、創業から40周年ということでかなり歴史のあるお店だそうです。
お店は大将と女将の2人でホール、料理を全て担当されているようでした。 大将はお目にかかることはなかったですが、女将は非常に気さくな方で、こちらが「この魚はなんですか?」とか「どこの海で獲れたものですか?」とか質問しますと、 色々なお話をしてくれます。 女将のお話によりますと、こちらで提供している魚は、漁師仲間から仕入れているので獲れたての新鮮なものを安価で提供できるんだそうですよ。 確かにメニューに書いてある料理内容や量を考えると結構リーズナブルかも しれませんよ。 さてこちらのお店のメニューは昼のランチは3種類。 夜のディナーは1種類。 写真を掲載しますのでご参照ください。 こちらのお店はまいう〜な魚料理が食せることで有名だそうで、県外からの来客も非常に多いそうですよ。 ちなみに元地元民の管理人はこのお店のことは知りませんでした。。。>_< こんなまいう〜店を今まで知らなかったなんて損してる〜(:_;) |
お店の外観 |
メニュー |
本日は実家に帰った際に両親を連れて行ってきました。 最初は久里浜港にある「生簀屋 海」という魚料理屋に行こうとしていたのですが、なんと店に行ってみると満席で30〜40分待ちとのこと・・・ ちょっと待ち時間が長すぎるな〜ということで
少し自動車で走るけど、あらさき亭のほうに行ってみますか!となりました。 事前調査では「あらさき亭」のほうが食べログの点数が全然高いので、味を取るならば「あらさき亭」かな〜とは思っていたのですが、ちょっと距離があるので最初は久里浜に
行ってみた次第。 でも幸いにも道も混んでいないので、30分位で到着しました。 ちなみに食べログの点数は3.60と結構高得点です。
ランチメニューは3種類といいましたが、今日は3種類のうち、「お魚のセット」を2つ、「荒崎がにのセット」を1つとフルコースに当たる「おまかせセット」をご注文することにしました。 そして1人が1つのセットを食するのではなく、 配膳されたおかず全てを皆で共有して頂くようにしました。 このほうが色々な魚を食せていいもんね〜^^ |
「ひじきの煮物」 ご注文して一番最初に出てきたのがこちらです。 ひじきの煮物ですが、こちらのひじきもこちらの周辺で獲れたものなんだそうですよ。 すごくシンプルにひじきと油揚げを甘辛く煮込んであります。 ほんのり甘味もあり、ひじきの素材の味も 十分引き出されているような感じがします。 他の料理もそうでしたが、3流居酒屋のような醤油などの調味料で味をごまかすようなものではなく、調味料は最低限にして素材の味の美味さを引き出す、そんな料理だと思いました。 |
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「荒崎ガニ」 こちらは「荒崎ガニ」をボイルしたものです。 この荒崎ガニというのはインターネットで調べてみてもそんなにヒット数は多くありません。 どうやらこの周辺の限定的な呼び名のようですね。 女将さんに「荒崎ガニって聞いたことないんだけど?」って 質問してみると、相模湾に生息していて荒崎の漁船が獲ってきたのを荒崎ガニと呼ぶようにしていたら、その名前が定着してきたとのことでした。 更にビックリなのが、この荒崎ガニというのはタラバガニの仲間なんだそうです。 よくテレビや通販で見るタラバガニと言ったら、結構足も太くて大きいカニですが、この荒崎ガニはそんなに大きくはありませんね。 どちらかというと、大きさ的にはズワイガニに近い感じかなと思いました。 小さいですが、身はギッシリ詰まっており、 更に味がボヤけておらず、しかりカニ味が凝縮していたのが印象的でした。 食べやすくハサミも入れてくれているので、全員無言でカニを食しておりました〜^^ |
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「サザエの壺焼き」 続いて出てきたのがサザエの壺焼きです。 三崎の城ケ島のほうに参りますと、お土産屋さんなどでもサザエの壺焼きを売っています。 三崎の方では名物の1つと言っても過言ではありません。 こちらのサザエも美味そうですね〜。 と言いながら、 管理人はサザエはあまり好きではなかったのでした。 嫌いではないのですが、積極的には食さない感じねm(_ _)m でも食した方々のご意見を伺いますと、まいう〜^^だそうです。 サザエの本体を貝殻から引き抜くところを見ていましたが、プルンプルンしてますし、貝の汁もジュワ〜ってなってましたもん。 これは美味いにきまっていますね。 |
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「鰆(サワラ)のタタキ」 ここで刺身が登場〜! こちらはサワラのタタキです。 サワラってあまり刺身で食したことないですね。 白身の淡白な魚とのイメージがありましたが、表面を炙ることで皮と身の間の脂分が適度な感じでとけて少しだけ、粘り感のある食感になっています。 魚自体も淡白ってイメージがありましたが、全然そんなことないですね! 炙ったからなのか身自体の味が非常に濃いと感じました。 これは美味いです! 今度自分で釣ったら試してみたいと思います。 |
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「鯵(アジ)の刺身」 こちらは当HPの「釣りコーナー」でも何度もご紹介している「アジの刺身」です。 でもこの店で食するといつも自分の家で食するものよりもまいう〜なような気がしてしまいますね・・・ これは調理の腕なのか、はたまた気分的なものなんだろうか・・・ |
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「アオリイカ刺身+サワラたたき」 こちらの皿には先程ご紹介した、サワラのタタキとアオリイカの刺身が乗っていました。 アオリイカってのも釣りでは定番ですが、料理屋で刺身で食することはあまりないような気がしますよ。 身がとても厚くて、歯ごたえも硬すぎず、柔らかすぎず、絶妙な 身のしまりです。 しかも甘〜〜い! よくテレビで新鮮なイカを食したときに「あま〜い」と言っているのを聞きますが、まさしくアレですね! |
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「タチウオの塩焼き」 ここまで色々な料理が出てきましたが、こちらのランチセットの構成が見えてきました。 まずは「ひじきの煮物」で軽くジャブをうち、その後にカニやサザエなど魚以外の焼き物でボディブロウ! そして魚の塩焼きと刺身でワン、ツー! 最後に煮魚で アッパーカットでダウンのパタンですね! さてそんなことはどうでもいいのですが、こちらのタチウオは結構大物だと思いますよ。 ドラゴン級とは言いませんが、この身の厚みはなかなかのサイズと見ました! 身は箸で突くと崩れるようにホワッと身から剥がれます。 わお〜まいう〜! この味付けは塩だけだと思われるのですが、何か別の調味料なのか何なのかが入っていそうな味がします。 こちらも素材に加えて料理法にポイントがありそうな気がします。 |
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「チゴダラの煮付け」 なななんと! こんなものが煮付けに! こちらはよく鹿嶋港で連れていたチゴダラの煮付けです。 最近で行きますと走水でも希に揚がりますし、赤ムツを釣りに行ったときにも何本も揚がりました。 正直見た目が宇宙人のようにグロテスクなので いつもはポイしちゃう魚なんです。 でも魚図鑑などを見ててもまいう〜な魚と出ているので、いつか食してやろうと思っていたら、こんなところでコンニチハ! でも美味いという情報は既に得ていたので、一口食してみたのですが、これが本当にまいう〜! 身は少し透き通った感じの白身で脂が乗っていて兆まいう〜です! これってこんなにまいう〜だったのか〜。。。 今まで数々のチゴダラをポイしてきましたが、 次回釣れた時は1〜2本お持ち帰りしたいと思います! |
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「カワハギの煮付け」 このカワハギも本当にまいう〜! この煮付けの大きさからいくと、実際の魚のサイズとしては23cm前後と思われます。 まぁまぁのカワハギですね。 でもこの身のプリプリ度は他のどの魚よりもありますね。 身の弾力も相当なものです。 でも口の中に入れるとホワッと崩れる感じなんですよね〜。 前に自宅で調理したときは、カワハギの肝と一緒に煮付けにすることで更に美味さが増しました。 あ〜また肝も食してみたくなってきましたね〜^^ |
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「カマスの塩焼き」 こちらはカマスの塩焼きです。 もう料理の皿が多すぎて、テーブルに乗り切らないので、写真を撮るのが一番最後になってしまいました。 こちらのカマスも先程のタチウオを同じような調理法でした。 不思議な塩味が非常にまいう〜ですね。 ちなみに冒頭にランチメニューを3種類4人分をご注文したという話はしましたが、今までご紹介した写真のどれがどのセットメニューのものなのかは分かりません。 女将も言っていましたが、その時に仕入れたものとお客さんを見て、 大将と女将が作ってくれるそうなんですね。 なので、季節が同じであっても違う料理が出てきたりするそうです。 冬で一番メインになる魚も聞いてみたのですが、冬はヒラメがメインになるそうですよ。 冬もご来店したいな・・・ |
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「寒天デザート」 最後の品、デザートのお時間がやってきました。 こちらのデザートがまた美味い!! こちらは寒天に黒蜜を振り掛けたものなんですよ。 そして女将が教えてくれたのですが、この寒天もこの周辺で獲れた海藻で作っているんだそうですよ。 やっぱり手作りのものって余計なものが入っておらず、素材をふんだんに使用して作っているので、味が濃いんですよね〜。 こんなにまいう〜な寒天はあまり食したことがありません。 そしてこの寒天に黒蜜が合うんですよね〜^^ これまた食したい・・・ なんだかビックリするほどまいう〜店でしたね。 こんな辺鄙な場所にも関わらず、行列ができるのもうなづけます。 これはまた何かの記念日などに来たいところですね! 御馳走様でした! |