CVN−68 Nimitz



 ニミッツ(USS Nimitz, CVN-68)は、米海軍の航空母艦で、ニミッツ級航空母艦のネームシップである。 艦名はチェスター・W・ニミッツ海軍元帥(元太平洋艦隊司令長官、元海軍作戦部長)に因んで命名された。 映画「ファイナル・カウントダウン」に出演したことで有名である。

 就役後、1976年より地中海方面に配備された。1980年には失敗に終わったテヘランのアメリカ大使館員救出作戦に関わっている。1981年には搭載機のF-14A戦闘機が、地中海のシドラ湾上で リビアのSu-22戦闘機を撃墜している(シドラ湾事件)。また同年、EA-6B プラウラーが着艦事故を起こし、乗員14名が死亡、45名が負傷している。

 1987年にはワシントン州ブレマートンに母港を変更。1988年のソウルオリンピック開催時には韓国沿岸で警戒の任にあたった。1997年から、2001年にかけて近代化改装を行った。

 2001年11月13日にはカリフォルニア州サンディエゴに母港を変更している。

 2003年4月中旬にニミッツはエイブラハム・リンカーンと交代でペルシャ湾入りし、オペレーション・イラク・フリーダムに参加した。

 2003年11月2日にサンディエゴへ帰港し、定期メンテナンスと修理に入る。2005年5月にペルシャ湾に配備され、11月8日には帰港している。
艦 歴
発注 1967年3月31日
起工 1968年6月22日
進水 1972年5月13日
就役 1975年5月3日
退役
母港 カリフォルニア州サンディエゴ
仕様・諸元
排水量 基準排水量:81,600 t
満載排水量:94,000 t
全長 333 m
全幅 76.8 m
喫水 11.3 m
機関 ウェスタンハウス A4W 原子炉2基 蒸気タービン4機, 4軸, 260,000 shp
最大速 30ノット以上
航続距離    
乗員 士官・兵員:3,200名
航空要員:2,480名
兵装 ・RIM-7 シースパロー艦対空ミサイル
・RIM-116 ローリング・エアフレーム・ミサイル
・ファランクス20mmCIWS3基
艦載機 90 機
愛称 Old Salt