CVN−65 Enterprise
エンタープライズ(USS Enterprise, CVA/CVN-65)は、アメリカ海軍の航空母艦で、世界初の原子力空母である。その名を持つ艦としては8隻目である。2006年現在バージニア州ノーフォークを
母港とし、2014年にジェラルド・R・フォードと交代予定である。
エンタープライズの艦種分類番号は当初 CVA(N)-65 とされた。「N」 は原子力を意味したが、その後 CVN-65に変更された。艦は先代のエンタープライズ(USS Enterprise, CV-6)と同じく 「ビッグE 」の愛称で呼ばれる、米国海軍のシンボル的な艦であり、国民からのみならず、世界中の艦船ファンから高い人気を誇る。 エンタープライズは1958年2月4日にニューポート・ニューズ造船所で起工された。1960年9月24日に元海軍長官ウィリアム・B・フランクの夫人によって進水し、初代艦長ヴィンセント・ P・デポイクス大佐の指揮下1961年11月25日に就役した。 当初はエンタープライズ級航空母艦6隻の一番艦となる予定であったが、建造費の増大から同級の建造計画はキャンセルされ、CV-66はキティホーク級航空母艦の一隻として建造された。 CVN-67は新型原子炉を組み込んで建造される計画であったがそれもキャンセルとなりジョン・F・ケネディ(USS John F. Kennedy, CV-67)として再発注された。 また、就役時には、艦橋に巨大なSPS−32及び33型のフェーズドアレイレーダーを装備しており、外観上の特徴の一つであったが、整備に問題があったことから1982年に取り外している。 |
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艦 歴 |
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発注 | |
起工 | 1958年2月4日 |
進水 | 1960年9月24日 |
就役 | 1961年11月25日 |
退役 | − |
母港 | バージニア州ノーフォーク |
仕様・諸元 |
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排水量 | 基準排水量:75,700 t 満載排水量:93,284 t |
全長 | 336 m |
全幅 | 76 m |
喫水 | 10.5 m |
機関 | |
最大速 | 33.6 ノット |
航続距離 | |
乗員 | 士官、兵員4,600名 |
兵装 | ・シースパローランチャー 2基 ・20 mm ファランクスCIWS 2基 ・RIM-116ランチャー 2基 |
艦載機 | 84 機 |
愛称 | Big E Mobile Chernobyl Three-Quarter Mile Island |