T−38(ノースロップ社)



 T-38(愛称:タロン)は、同社ノースロップ社のF-5を元に開発された練習機である。

 元々F-5は、アメリカ海軍の軽空母用の艦載機として計画されたが、相次いでアメリカ海軍の軽空母が退役となり、ノースロップは海外輸出市場に活路を見出す事になった。 この際ノースロップは空軍のT-33の後継機にも目をつけ、戦闘機型をN-156F、練習機型をN-156Tとして平行して開発を進めた。結果N-156T案が空軍にT-38として採用されることになった。