チャクリ・ナルエベト



 チャクリ・ナルエベト (Chakri Naruebet) はタイ王国海軍の軽空母(航空母艦)である。公式には、沖合警備ヘリコプター母艦。

 タイ海軍初の航空母艦であり、VSTOL空母である。スペインのバサン造船所で建造された、スペインの航空母艦プリンシペ・デ・アストゥリアスの縮小改良型であり、スキージャンプ甲板を 装備している。建造・就役はしたものの、アジア通貨危機に伴う不況により予算不足に陥り、不十分な装備のまま就役することとなった。財政難により活動は極めて不活発であるが、災害時には 救難活動に用いられている。

 搭載機のAV-8Sは、スペインより中古機を購入した物である。
艦 歴
発注    
起工 1994年7月12日
進水 1996年1月20日
就役 1997年8月10日
退役
母港    
仕様・諸元
排水量 満載排水量:11,485 t
全長 182.6 m
全幅 22.5 m
喫水 6.2 m
機関 ディーゼルエンジン 2基、ガスタービンエンジン 2基
最大速 26 ノット
航続距離    
乗員 601名(航空要員146名含む)
兵装 ・機銃 2基
・ミストラル短SAM用6連装発射機サドラル × 3基
艦載機 AV-8Sマタドール 6機、S-70B7 6機
愛称