プリンシペ・デ・アストゥリアス



 プリンシペ・デ・アストゥリアス(Portaaviones Principe de Asturias)は、スペイン海軍の航空母艦(軽空母)である。スキージャンプ甲板を有し、V/STOL機とヘリコプターを運用する。

 1970年代にアメリカ海軍が研究していた制海艦をベースにして共同開発で建造された。なお、スペイン海軍では、艦隊旗艦として使用する為、制海艦に比べて通信機能が強化されている。 1988年5月に就役し、軽空母デ・ダロを更新した。

 最大で甲板に12機、格納庫に17機、合計29機の艦載機を搭載できる。V/STOL機としては、AV-8BハリアーUプラスおよびAV-8BハリアーUを、ヘリコプターとしてSH-3対潜ヘリコプター、 AB212輸送・救難ヘリコプターおよびSH-3 AEW早期警戒ヘリコプターを搭載している。
艦 歴
発注 1977年6月29日
起工 1979年10月8日
進水 1982年5月22日
就役 1988年5月30日
退役
母港    
仕様・諸元
排水量 基準排水量:15,912 t
満載排水量:17,190 t
全長 195.9 m
全幅 32 m
喫水 9.4 m
機関 ガスタービン2基(34.6 Mw)
最大速 27 ノット
航続距離 6,500 海里
乗員 810 名
兵装 ・メロカ20mmCIWS × 4基
艦載機 AV-8BハリアーIIプラス 12 機、ヘリコプター × 12 機
愛称