ノヴォロッスィーイスク



 キエフ級航空巡洋艦は、旧ソ連・ロシア海軍が建造したVTOL空母。運用側の名称は1143号計画艦「クリェーチェト」(ロシア語:Пр. 1143 "Кречет")で、計画名は隼のこと。 モスクワ級ヘリコプター巡洋艦に続いて建造された。

 ロシア・ソ連海軍における類別は「重航空巡洋艦」で、キエフ級重航空巡洋艦の3番艦である。 他の西側のVSTOL空母と異なり、スキージャンプを持っていない為、Yak-38は当初、 VTOLのみでの運用となった。

 プロジェクト1143Mとして建造された。1991年に機関故障による事故を起こし、以降ソヴィエツカヤ・ガヴァニに係留。94年韓国にスクラップとして売却。97年解体。
艦 歴
発注    
起工 1975年09月30日
進水 1978年12月24日
竣工 1982月8月14日
退役    
母港    
仕様・諸元
排水量 基準排水量:36,000 t
満載排水量:41,400 t
全長 273.1 m
全幅 53 m
喫水 8.2 m
機関 蒸気タービン8缶4基,4軸(180,000 hp)
最大速 32 ノット
航続距離 8,000 海里
乗員 1,615 名
兵装 ・P-500SSM連装発射筒 × 4基
・4K60SAM連装発射機 × 2基
・9K33MSAM連装発射機 × 2基
・76.2mm連装砲 × 2基4門
・AK-630 30mmCIWS × 8基
・533mm5連装魚雷発射管 × 8基
・RBU-600012連装対潜ロケット発射機 × 2基
・RPK-1SUM連装発射機 × 1基
艦載機 28 機(Yak-38 12機、Ka-25、Ka-27、Ka-29 16機)
愛称