CF−105 アロー(アブロ・カナダ)



 CF-105は1950年代にアブロ・カナダ社がオンタリオ州のマルトンでカナダ空軍向けに開発を行っていた全天候迎撃戦闘機で大型のデルタ翼を持つ。愛称は「アロー」(Arrow)。 試作のみで採用はされなった。

 冷戦期において、ソ連の爆撃機を迎撃するために開発が行われた。1958年に初飛行したが、地対空ミサイルの発達により、その必要性に対し議論が生じ、開発費の高騰も あって、政権の交代により1959年2月計画は中止され、5機の試作機は破壊された。
仕様・諸元
全長 24.64 m
全幅 15.24 m
全高 6.47 m
空虚重量 22,244 kg
発動機 P&W J75 ターボジェット × 2基
最高速度 M 2.3
推力 5,670kg ×2
最大離陸重量 31,077 kg
武装 ・スパローAAM , ファルコンAAM × 8
・翼下に増加燃料タンク × 2