ひゅうが(ヘリコプター搭載型護衛艦)



 ひゅうが(DDH-181)は、海上自衛隊の護衛艦で、ひゅうが型護衛艦の1番艦。艦名は令制国の日向国に由来し、航空戦艦としての特性を持った伊勢型戦艦二番艦日向に次いで二代目である。

 「ひゅうが」は、中期防衛力整備計画(平成13〜16年度)に基づく平成16年度計画13,500トン型ヘリコプター搭載護衛艦2319号艦として、 アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド横浜工場で建造され、2006年5月11日に起工し、2007年8月23日進水、2009年3月18日に就役の後に 第1護衛隊群第1護衛隊に配属された。艦番号は当初DDH-145、建造番号2405号が与えられていたが、艦番号DDH-181、建造番号も2319号に変更されている。

 2007年8月23日、アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド横浜工場にて挙行された進水・命名式において、防衛大臣小池百合子により「ひゅうが」と 命名された。就役目前にして急遽女性の乗組みが決まり、トイレや風呂、更衣室など女性の乗り組みを考慮した。就役時、女性自衛官17名が乗り込む。

 2009年9月5日、横浜港にて自治体、警察、消防、陸上自衛隊、海上保安庁のヘリコプターを用いての災害時における医療検証を行う。 同年10月、海上自衛隊観艦式に受閲艦艇のひとつとして出場する。同年11月10日から11月18日にかけてアメリカ海軍との二国間演習であるAnnualex 21G演習(「平成21年度海上自衛隊演習」)に参加。

 現在は第1護衛隊群第1護衛隊に所属し、定係港は横須賀である。

[同型艦]
DDH-182 いせ
艦 歴(ひゅうが)
発注 2004年
起工 2006年5月11日
進水 2007年8月23日
就役 2009年3月18日
退役 -
母港 横須賀
仕様・諸元
排水量 基準排水量:13,950 t
満載排水量:19,000 t
全長 197 m
全幅 33 m
喫水 7 m
機関 IHILM2500ガスタービン 4基, 2軸推進(100,000ps)
最大速 30ノット
航続距離   
乗員 340〜360 名
兵装 ・Mk15ファランクスCIWS × 2基
・12.7ミリ単装機関銃 × 7丁
・HOS-303 3連装短魚雷発射管 × 2基
・Mk41 VLS 16セル
艦載機 通常:ヘリコプター 3〜4機
最大:ヘリコプター 11機