はるさめ(むらさめ型護衛艦)



 はるさめ(DD-102)は、海上自衛隊の護衛艦である。むらさめ型護衛艦の2番艦。旧海軍春雨型駆逐艦「春雨」、白露型駆逐艦「春雨」、むらさめ型護衛艦 (初代)「はるさめ」に続き日本の艦艇としては4代目となる。

 「はるさめ」は、中期防衛力整備計画に基づく平成4年度計画4,400トン型護衛艦2231号艦として、三井造船玉野事業所で1994年8月11日に起工し、1995年10月16日に進水、1997年3月24日に就役した後に第1護衛隊群第1護衛隊に配属された。

 2009年7月6日に第2次派遣海賊対処水上部隊として横須賀を出港し「DD-154 あまぎり」と共に7月29日から護衛を開始した。この間には、攻撃を受けたパナマ船籍の船舶へのSH-60Kの発進や護衛活動中に本艦の近くに現れた不審船にLRADとSH-60Kによる対応を実施した。7月28日から11月2日まで合計34回、248隻の船舶を護衛して、同年11月29日に帰港した。

 現在は第2護衛隊群第6護衛隊に所属し、定係港は横須賀である。

[同型艦]
・DD-101 むらさめ
・DD-102 はるさめ
・DD-103 ゆうだち
・DD-104 きりさめ
・DD-105 いなづま
・DD-106 さみだれ
・DD-107 いかづち
・DD-108 あけぼの
・DD-109 ありあけ
艦 歴(はるさめ)
起工 1994年8月11日
進水 1995年10月16日
就役 1997年3月24日
除籍
建造所 三井造船玉野事業所
仕様・諸元
排水量 基準排水量:4,550 t
満載排水量:6,100 t
全長 151 m
全幅 17.4 m
喫水 5.2 m
機関 IHILM2500ガスタービン 2基
川崎スペイSM1C 2基
2軸推進(60,000馬力)
最大速 30ノット
航続距離  
乗員 165 名
兵装 ・76mm62口径単装速射砲 × 1門
・Mk15ファランクスCIWS × 2基
・90式艦対艦誘導弾 (SSM-1B)4連装発射筒 × 2基
・Mk41 VLS × 16セル
・Mk48 VLS × 16セル
・68式3連装短魚雷発射管 × 2基