F−15(マクダネル・ダグラス)



 F-15(愛称:イーグル eagle)は、マクダネル・ダグラス社(現ボーイング社)が開発したアメリカ空軍の主力戦闘機。 初飛行は1972年。現在はF-22ラプターなどの新型機も登場しているが、未だにF-15が撃墜されたという公式記録は無く、 「最強の戦闘機」の一つである。F-22に比べ、F-15の生産コストが低く、今後も各国で長く使われると想定されている。 なお、米空軍および航空自衛隊では、機動性に優れたF-15を駆るパイロットたちを俗に「イーグルドライバー」と呼称し、 パイロットの頂点、ステイタスとして、F-15と共に羨望を集める存在となっている。

 日本の航空自衛隊では、単座 F-15C の日本型 F-15J(165機調達)と複座 F-15D の日本型 F-15DJ(48機調達)を 主力戦闘機として配備している。合計213機を調達し、2006年現在で203機を運用しており、アメリカに次いで2番目の 大量保有国である。空自機の大部分は三菱重工でライセンス生産されたもので、F-15採用国の中で本機を自主生産を したのは日本のみである。また、F-15保有国の中でF-15E型を保有していないのも日本のみで、これは対地及び 対艦攻撃任務をF-2支援戦闘機が行うためである。航空自衛隊機はシリアルナンバーがアメリカ空軍と同じ7桁表記 (xx-xxxxと表記は同じだが、番号の持つ意味が異なる)になっているが、下3桁が機体記号であり、この三桁は 各機体の種類別に割り当てられた番号で、F-15Jは801から965、F-15DJは051から098である。
仕様・諸元
全長 19.43 m
全幅 13.05 m
全高 5.63 m
空虚重量 12,973 kg
発動機 P&W製 F100-PW-220 ターボファンエンジン × 2
最高速度 M2.3
航続距離 3,450 km(フェリー), 5,500 km(増槽)
武装 M61 バルカン砲 ×1
AIM7×4、AIM9×4
爆弾類:10.705Kg