カヴール



 カヴール(Portaerei Cavour)は、イタリア海軍の軽空母である。当初は、艦名ではなく単にNUMまたはNuova Unit? Maggiore(新型大型艦)、次いで艦名がルイージ・エイナウディ、 アンドレア・ドリアと変遷したが、カミッロ・カヴールに由来するカヴールとなった。

 飛行甲板の左舷184m×14mの空間が、滑走路及びヘリコプター6機分の発着スポットとして用いられる。この他に、右舷前方部に1機分の救難ヘリコプター用スポットを持つ。 甲板には、弾薬用(15t)及び航空機用(30t)にそれぞれ2基のエレベータも配されている。格納庫には、12機のヘリコプターか8機のV/STOL機を搭載可能であり、飛行甲板には8機が待機可能である。 輸送艦としての機能を有しており、134m×21mの格納庫には、航空機の代わりに24両の戦車、100両の軽車両、50両の水陸両用兵員輸送車などが搭載可能であり、ランプは60tまで使用可能と なっている。
艦 歴
発注 2000年11月
起工 2001年7月17日
進水 2004年7月20日
就役 2007年
退役
母港    
仕様・諸元
排水量 満載排水量:27,100 t
全長 244 m
全幅 39 m
喫水 8.7 m
機関 ガスタービン4基(88 Mw)
最大速 28 ノット
航続距離 7,000 海里
乗員 1,210 名(乗員451名、航空要員203名、司令部140名、海兵325名、余剰91名)
兵装 ・アスター15SAM 32発
・76mm単装砲 × 2
・25mm機関砲 × 3基
艦載機 AV-8B、F-35B 12機、EH 101、NH90、SH-3D 8機
愛称