殲撃十三型(スホーイ設計局)



 J-13(殲撃十三型、Jianji-13)はロシアのスホーイ設計局が開発したSu-30MKK(Su-27Sのダウングレード型)の複座戦闘機である。

 既にSu-27SK/UBKが殲撃11型(J-11)として配備されており、国内で200機程のライセンス生産も行われている。この型は対地攻撃能力が追加されたが、非誘導兵器のみの搭載が可能と なっている。また、Su-30MKKは殲撃13型(J-13)として配備が進んでいる。これはSu-35の垂直尾翼を装備しているが、Su-30MKIとは違い推力偏向システムは装備していない事に加え、 対艦攻撃能力が削除された。但し搭載レーダーは8目標同時攻撃可能なZhuk-PH N011という情報もある。これも200機程国内でライセンス生産が行われる。殲撃13型の実戦配備により、 中華人民共和国は初めて台湾全土への有効な航空攻撃手段を手に入れたことになり、同国の近年の自信の背景にはこうしたこともあると考えられる。また、Su-27の艦載機型である Su-33を同国が50機購入することが決まり、将来同国がウクライナより購入し現在改修中の空母に搭載されると思われる。